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2021年7月21日トーシンスタイル塗装と闘いながらでも満足いく再現を目指して

塗装でもいろんな塗料があります。
まだまだ塗装はいろんな製品に塗装ができると思います。
この前テレビでやっていました衝撃吸収塗装をしていました。
生たまごに塗装をしてハンマーで叩いても割れないんですよ、生のたまごでも
塗装する事で表面強度のみならず衝撃吸収することでコーティングされた生た
まごが割れないと言うものでした。
これはパフォーマンスとして衝撃吸収だけに衝撃すら受けたところでした。
他にも、コンクリートブロックに塗装して屋上から落下させても割れないとい
うコーティングにも驚かされました。

我々も同じ業界内で塗装・コーティングに携わっている身としては、これから
の時代技術の進歩と共に塗工技術も日々向上させて、ニーズに応えられる製品
を世の中に輩出できればと考えていますし、塗装・コーティングの楽しさや面
白さを後世に伝えていかなければならないと強く持ちました。
当社でも身近に平成生まれの若手がいますので、これからもっともっと難しさ
の前に面白さを伝えて行ければと考
えております。

シルバー色の塗料塗装が多いですが、少しの吹き圧変化させることで出来上が
りの色調も大きく変化します。
塗装方式として紫外線照射して硬化促進させる塗料での塗装の場合、特に白い
生地(塗装前)では紫外線(UV)照射波長によって生地表面が黄変しやすいた
め、設備設定として塗膜の厚み調整や、工程ラインスピード調整、スプレーガ
ンの調整、それ以外にも環境要因、設備要因のあらゆるファクターを調整しな
がら最適化に向けて毎度毎度微調す
るといったある種経験技のような場面も正直あります。なかなか奥が深くて困
っちゃいます。

営業側からの無理難題の試作依頼や検討依頼にも万全を期して臨んで行かなく
ては、顧客満足度は得られないと考えの元、オールトーシンでクリアーして行
けるよう全力でこれかも取り組む機会を与えて頂いています。
これが、無理難題が多いのは確かですが、お客様が求めているのなら何とか見
出す出口を模索して、営業さんの顔も立ててあげないといけないのでね、頑張
っていきます。

例えばですが、真空蒸着した所にIROUVを塗装してもおもしろいですね。
いままでアンダーコートに艶消し剤の添加をすることは基本的には避けて通っ
てきましたが今からは過去の常識は
非常識、必ず越えられない壁は無いし、崩せない壁はないので、チャレンジ
精神で製品化に貢献し、お客様のニーズであったとしても商品化の協力が出来
るように塗装を極め続けていきます。

~後記
今回もなかなかのベテラン社員からの投稿であり、もしかしなくても一人で
真空蒸着から塗装工程全ての設備を使いこなせれる人財でもあります。
そうです、出来ないと諦めたらそれで終わり、ですものね。
期待しながらも技術を残す手助けをこれからも担って頂きたく会社の発展と
後世に技能と技術を継承する人材育成にも一役かって頂いております。

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