コラム
2021年9月17日未経験から見た塗装・蒸着
皆さんは塗装といえばどんな想像をするでしょうか?
私はまだまだ経験も浅い若輩者で、入社当時はお恥ずかしい話ですが、
塗装といえばスプレー缶で吹き付けるような、そんなイメージしか湧
き出てきませんでしたが
一液や二液塗装、ロボット塗装等、一言に塗装と言っても様々な種類や
塗り方があるんだ、ということを知りました。
店頭に並んでいる製品の一部分だとしても、見たことのある形状の製品
が塗装完了後を見て一人テンションが上がったことを今も鮮明に覚えて
います。
私が担当している蒸着技術にしても、当初は蒸着の「じょ」の時も知らな
い状態で、機械から出た蒸着後の製品を見た時、こんな凄い技術があるんだ
と衝撃を受けました。
今ではそんな蒸着を自分も担当していることに誇りを持っています。
蒸着にも様々な種類や方法があり、アルミの膜を張り付ける普通蒸着、
金属の膜付けをし且つ電気導通を防ぐ不連続蒸着、大面積に均一に
膜付けするのに向いているスパッタリング蒸着、アルミの膜付けをした後に
はっ水加工を施す重合処理、塗装の難しい素材にも塗装を可能とする
表面改質等、私が知る限りでもこれだけの種類があり、蒸着後のアルミや
金属のメッキを見るとこの後の塗装が必要ないのではないかと思うほどに
美しいものです。
だからこそ、各製品それぞれの加工条件、材料、設定など例え合っていた
としても製品を台無しにしないように何度も間違っていないか細かく神経質
なほどにチェックしてしまいます。
私もまだ先輩方から学ぶことが多々あり、歩みは遅いかもしれませんが、
着実に知識、技術を身に付け、次世代の方々に継承できるような人材に
なれるように日々精進していきたいと考えています。
現在はコロナ禍もあり、どの企業も人手不足などに悩まされていますが、
今ここにいる皆の力を合わせて、
トーシンをより良い会社へと発展させていきましょう!!