コラム
2022年4月2日「試作品から始まる量産」
世界では、ロシア・ウクライナ情勢が気になります。今年に入って、電気代やガス代等の値上がりがあったばかりなのに、ロシア・ウクライナ情勢の影響で原油や小麦の値上げも更に上がっていくものと思われます。そんな事より、罪もない方々が亡くなっていく事が、悲しいですね。核やサリンは、絶対使ってほしくないです。ウクライナのキエフのクリチコ市長、何とかこの状況を何とかしてくれへんかなぁ~と思うボクシングファンの私の独り言です。
私は、試作品を塗装や蒸着する時に、一番気にかけている事は、お客様の要望に近い物を作る事を心掛けています。難しい形状の物や大きい形状の物を塗装する時は、前日の寝る時にどう塗ったら上手い事、塗装できるかイメージトレーニングしてから試作品の塗装をしています。上手い事いかない時もありますが・・・。
次に、蒸着する時は、アルミの蒸着はある程度膜厚が付くのでそんなに問題ないですが、インジウムやスズの不連続膜関係は、膜厚が薄いので治具の取り付け方や、蒸着機にセットする時の向きも気にしながらやっています。
最後は、仕上げの塗装のトップコートでめっちゃ慎重になります。
何でか?今までのアンダーコートや蒸着が無駄になるから?
それもありますが、私は、トーシンを信頼して試作品の依頼をされたお客様にご迷惑がかかるからです。どの工程も慎重に進めないと次は無いと思っています。
上手くいけば、量産に繋がった時は、心の中では、よっしゃーと思っています
最近は、POM(ポリアセタール樹脂)、PE(ポリエチレン樹脂)などの試作品も増えてきてトーシンの表面改質技術を生かせる、絶好のチャンスやと思っています。
今後も、お客様の要望に応えれる様に、試作品を作って量産に繋げれる様に頑張っていきたいと思います。