コラム
2023年2月20日私の手塗りについて
手塗りする際に物を見て塗りにくい所から塗料を吹くことから始めています。
一度で大量の塗料を吹き付けるのではなく、重ねて、重ねてを繰り返して
溜まり発生しないようにそしてレベリングが悪くならないように仕上げていきます。
自動機で塗装するより、シンナー配合の調整も非常に大事となり、
仕様書よりも粘度を確認しながらではありますが減らす方向で配合し塗装を
していくことを基本としています。
当然塗料それぞれに癖(クセ)というものがあって、
その癖(特徴)を掴みながら塗の膜厚を調整しながら塗装していきます。
素材もそうですが、製品が少ない場合は同じ素材で塗装の仕上がりを確認する事が大事です。
スプレーガンの調整は塗料をカップに入れて塗料の出る先の量で判断するのですが、
ここは経験値が必要なので一概に決まった法則が無いことも現実ですので、
トライ&トライする事が綺麗に仕上げる最大のコツかもしれません。
吹き付ける強さもしかりで、塗料によって特性を掴みながら圧力を上げないで
薄塗りを重ねることが重要です。
さぁ、若いエンジニア達も何度も何度も手塗りスプレーガンを持って機械塗りに
負けない手塗り技能を身に着けて行きましょう。
さぁ、スタートアップしよう!