コラム
2024年11月29日「挑戦の年に――職業体験がもたらした学びと成長」
社長のあやっちです。
急に寒さを感じる季節となり、過ごしやすい秋があっという間に過ぎ去ったように感じます。皆さま、体調管理にはくれぐれもお気を付けくださいね。
さて、今年はトーシンの社内で「チャレンジの年」と位置づけ、クルー全員でさまざまな挑戦を行っています。その中の一つが、中学生の職業体験の受け入れです。
職業体験のきっかけは、昨年柏原市の花火大会で協賛した際に制作したCM動画を小学校の先生がご覧になり、問い合わせをいただいたことでした。そこから先生とのメールのやりとりが始まり、「子どもたちにこんな仕事もあることを知ってもらいたい」という思いを共有する中で、中学校の職業体験という形につながりました。
実は10年以上前にも中学生を受け入れた経験があったのですが、その時は「ただ作業をさせるだけ」だったと反省しています。今回は、未来ある子どもたちに仕事の魅力やモノづくりの楽しさ、さらには「働くことの意義」を知ってもらえるよう、クルー全員で体験内容をしっかり考えました。
挑戦がもたらした成長
問い合わせの結果、2校から受け入れの要請をいただきました。クルー全員にアンケートを取り、「子どもたちが楽しめる内容」を一緒に考えながら準備を進めました。
今回の職業体験を通じて、子どもたちだけでなく、私たち自身も多くの学びを得ることができました。普段外部の方に説明する機会がない社員がオリエンテーションや工場案内に挑戦したり、そのために製品や業務内容を改めて学び直したりと、社員教育としても大きな成果がありました。また、クルー同士で新たな特技や意外な一面を知る機会にもなりました。
さらに、1校目での反省をもとに2校目では改善を図り、より良い体験を提供することができたのも大きな収穫でした。
また生徒たちの姿勢からも刺激を受けました。元気な挨拶や傾聴の姿勢は、まさに今期トーシンが目指す「繋がる・挑戦・変化」のスローガンに通じるものでした。その姿勢を見た社員からも「(生徒の聴く姿勢があり)説明がしやすかった」という声が上がり、会社の取り組みの意味を理解してもらえることに繋がったのかなと感じます。
今回の職業体験が会社全体に良い影響を与えたと実感できるものとなりました。
挑戦することが成長の第一歩であることを、職業体験を通じて改めて実感しました。この経験を糧に、30周年を迎える来年も、新たな挑戦をみんなで楽しんでいきたいと思います。
~~~喜びの声と今後の展望~~~
今回のトーシンの取り組みに対し、学校の先生方からも高い評価をいただきました。
•「こんなに手厚く対応してもらえるなら、来年もぜひお願いしたい」
•「子どもたちだけでなく、先生たち自身も社会見学しているようで楽しかった」
•「こんなすごい会社が柏原市にあったなんて」
といったお言葉をいただき、我々も大変励みになりました。ありがとうございました!!